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令和6年度全国書道高等学校協議会30周年記念大会閉会式理事長あいさつ

 皆様、昨日からの二日間、お疲れ様でした。

 昨日は開会式と宮田先生のご講演を頂戴し、今日は朝から研究会、鑑賞会と進めてまいりました。今大会は、初めて生徒の皆さんの参加がありましたが、生徒の皆さん、いかがだったでしょうか。

 研究会では、生徒さんや先生方の興味深く、大変素晴らしいご発表をお聞かせいただきました。ご発表くださいました生徒のみなさん、先生方、ありがとうございました。

 私は、美術が専門で、書道には詳しくないのですが、今大会を通して感じたことをお話しします。

 書道は、文字の意味からイメージが広がり、自分の創造力次第で作品 の深みも味わうことができるということ。それから、文字の線の強弱や勢い、流れなどの携帯からムードを感じ取ることができるということ。そこに、作者との臨場感が生まれるような気がしました。そしてなにより、こうしてみたいとか、もっと良くしたいなど、意欲的に自ら行う行為であるということを実感しました。

 これからの世の中、生成AIの進歩で、人間のできることはさらに少なくなってくると予測されています。しかし、書道は不滅だと思いました。なぜなら、私自身が字を書くという行為は、AIにとって代わることは絶対にありえないことだからです。今大会で書道の素晴らしさと魅力について私は再認識できました。そこで皆さんにお願いがあります。この書道の素晴らしさを日本のみならず世界に発信してくれたらと思います。よろしくお願いします。

 これにて記念すべき30周年大会が閉会となりますが、来年度の大会で、また皆様とお会いできることを楽しみにしております。

 皆様のお陰を持ちまして、今回は大変有意義な記念すべき大会となりました。ありがとうございました。

 むすびに、皆様に深く感謝申し上げ、あいさつと代えさせていただきます。